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Nr. 371 Februar 2012
さて、今回は、テューリンゲン州のHildburghausenという小さな町が話題です。私は、Meyers Lexikonという百科事典のことは知っていましたが、この町がその百科事典の発祥の地であることについては全く知りませんでした。また一方では、この町は、生産年齢における雇用率が最も高いということも知りましたが、その実態は人口減による分母の縮小による雇用率の上昇ということで、決して歓迎できる状況ではないことも分かりました。また、時間給労働者や低賃金労働者により雇用率が上昇しているに過ぎない側面もあるようです。これに対応するために行政もBerufsschulzentrumやAusbildungszentrumの設立により若者を地元につなぎ止めようと必死になっている様子がうかがえます。今回の課題は、全体としては非常に難しいという内容ではなかったと思いますが、一箇所どうしても理解できないところがありました。正解が待ち遠しいところです。
1月のテキストでもう一つ特に興味があったのは、2011年がドイツとトルコ間のAnwerbeabkommen締結50周年に当たることから、その特集をしたラジオ放送でした。
この種のテーマをゲーテの授業でも扱った時に紹介されたZDFの特集番組(„Hurra, die Türken kommen!”)や昨年ドイツで公開され、140万人の観客を動員した映画(„Almanya – Willkommen in Deutschland” 私はこの映画を1月のドイツ映画際で見ました。日本語字幕付きでしたので、理解できました。)により、今まではあまり興味を持っていなかったドイツにおけるトルコ人にも興味を持つようになりましたの両国の50年の歴史を経て今や、ドイツにおいては、いわゆる労働者のみならず、政治家、大学教授、サッカー選手、喜劇役者、ジャーナリスト等などのトルコ人も増えているようです。今後は、そのような女性ジャーナリストの一人が書いた本も読んでみようと思っています。
K. K.